「えー…、このたびは皆来てくれてありがとう」 瞬の感謝の言葉が、述べられる。 「俺と麻乃は、ぶつかってばかりだった。 俺ははっきりと伝えれない、しょうもない男だったよ」 瞬は一瞬、悲しげな瞳を見せた。 「だけど、どんなに忘れようとしても。 俺は麻乃への思いは止めれなかった…。 今、こうして麻乃と結婚しているのは夢みたいに思う…。 そうだろ?? 義母さん、義父さん??」 その言葉に、向かいの扉が開いた。