一番嫌いなアイツは彼女持ち






「しょうがないんだよ」





そういって、あたしは皆から少し離れる。





「まーちゃん、強いね…」




「やっぱ、本当は辛いんだな…」




翼衣とみぃが小さく呟いているのは、




全く聞こえなかった。





「皆行こうよ」




あたしはしょげていると、迷惑だと思い元気を見せる。





せっかくの旅行なんだから、楽しまないと。