あたしは心を鬼にして、起こした。 「外は雪なんだし、学校でも楽しいことあるんだから。 頑張って行ったら、美味しいケーキ焼いておくよ」 そういうと、瞬は黙りながら椅子に座った。 瞬にご褒美をあげるといえば、 こうして起きてくれるのだ。 「あれ、今日って何曜日だっけ」 「火曜日だよ??」 「やっべ、今日は朝から医学者来るんだった」 あたし急いで、ご飯を用意する。