「あたしは、本当は誰1人信じてない」 嘘、だよ。 あたしには、近づかないほうがいいの。 理由はね―。 すると、風が突然強く吹く。 「っ」 その時、服がひらりとめくれた。 お腹に巻いてある包帯が、一瞬―。 「おいっ!!! 笹前」 そういって、あたしは誰にも言っていない家族のことがばれた。