「来るみたい。今日休みとれたんだって」 「はぁーあ、リア充見せたかったのに」 「一緒にいれば、どう見たってリア充に見えるから」 そういって、瞬の頭を撫でる。 「いこ、瞬」 「ったく」 そういって、瞬は部屋の鍵で家を閉める。 ぎゅうっと、いつもより強く握ってきたからあたしも握り返す。 最近、素直に甘えてきて、幸せだと感じた。