「逃げ出してもいい世界なんてないんだ…」 「うん…」 「お前にちゃんと、伝えるべきだった…」 「あたしも…」 「もう俺の近くから、にげんな…」 「傍にいていいの…??」 「あの日のこと、引きずるならずっと傍にいるって、誓えよ!!!」 そういって、瞬は小さく泣き出した。 「瞬…、泣き虫なの変わってないね…」