「…」 気づくとやっぱり、誰もいない。 幻覚ばっか、見ちゃうんだから…。 (瞬、瞬…) ただ、会いたいって思うなんて。 プールから、あがると恵美とれいらがいた。 「ずぶぬれだから、ほら」 そういって、雑巾が投げられる。 「使えばぁ??」 笑いながら、走って行ってしまった。