「偽善者の友達なんか、いらないよ」 あたしには、こんな人生になるなんて、 知る由もなかった。 産まれてきて、お母さんとお父さんに愛される。 周りの友達と一緒に遊んだりする。 そんな当たり前の日々なんて来ないんだ―。 「…」 「こういうのもうほっとけへん??」 「恵美、でもあたし等が悪く言われたら!!」 いつも皆、自分を守ろうとするなんて。 本当に弱いんだから…。