「あ、ごめんね」 そういうと、実尾が気遣ってくれる。 「前の学校の友達を思い出しているんですか??」 あたしは、一瞬だけ反応が遅くなった。 「うん…」 そういって、駄菓子のパンフレットに目を通す。 「前の子は、どんな感じだったぁー??」 「お前それ普通聞くかァ??」 相変わらず2人とも、れいらも駿も仲がいい。 あたしも瞬もそうだった…。