一番嫌いなアイツは彼女持ち





あたしは前の高校と違い、とても綺麗な校舎のとこだった。




見知らぬ人たちの前で、自己紹介はいつも慣れない。






「こ、このたび転校してきた…。



笹前 麻乃です…、よろしくお願いします」




そういって一礼する。





皆は笑顔で、歓迎してくれた。




「あたしは、湯口 れいら!!



れいらでいいよー」




れいらは、気さくで面白い。



茶髪の髪に、白い肌がよく映える。