気がつくと、夕暮れだった。 「…ん」 起き上がると、たかにぃの姿はなかった。 「…」 この家にいたら、安心すると思った。 それにみぃや啓たちといるよりも居心地が悪い。 瞬に会いたくなってしまった。 だけどあの日、たかにぃを選んでしまったからもう引き返せない―。 あたしの咄嗟の行動で…。