「もう全て忘れればいい。 向こうのやつらも、きっと次第に忘れるんだから」 「たかにぃ…」 「お前の居場所は俺が作るよ」 そういって、あたしは眠りについた。 ただ現実を見たくなかった。 何故皆から逃げたのか―。 瞬が出て行ったら、あたしはあそこにいる意味がない。 瞬がいたから…。 何てもう今更なんだけど…ね。