そして、たかにぃの家に入る。 すると懐かしの人が居た。 「あらあらぁ、麻乃ちゃん」 「麻乃じゃないか」 お父さんに殴られは、逃げてきたこの家。 いつも笑顔で迎えてくれた、親戚のおばさん。 「…外は暑いでしょう?? 中へお入り」 そういって、優しい瞳で笑ってくれた。 あたしの胸は凍りついたまま、 部屋の中へと入っていった。