「そっか…」 だけど、王子様って素敵だなって思う。 「まだ、夜ご飯まで時間あるし。 そこらをぶらっとしてくるよ」 「あ、じゃあ。うちは悠矢のとこ行って来る」 「ラジャー」 そういって、1人で部屋を出る。 (昔はいつも、あたしの後ろをついてきてくれたのにね…) 密かにそう思いながら、部屋の鍵を閉める。 「どっか行くのか??」