そして、ようやく田舎に着いた。 「…でかっ!!!!」 辺りの家は、ごく普通くらい。 なのに1件だけ、豪邸が建っている。 「あぁ、父さんが大企業の社長でさ」 「おじい様もだよね??」 「そうそう」 あたしは、啓をもう一度見つめた。 「啓ってお坊ちゃん!?」 「まぁ、そうなるかな??」