「言うようになったじゃん…」 「ほほぅ」 「まぁ、2人ともいい子に」 後ろの席に啓と、みもさんが座っている。 「あ、麻乃さん。言っておくけど」 みもさんは、小さく笑った。 「啓のお家まで、行かないから安心して」 「え」 「皆で、3年間行ってらっしゃい」 「…あれも嘘だったんですか…」