「…啓」




「だから、今は傷つくことだってあるかも知れない。





もう少しだけ、辛抱していて欲しい」




「それは、啓や瞬も辛いの…??」





そう聞くと、啓は困った表情を浮かべていた。





「…従うのは誰だって嫌だよ」




そういって、食べ終わったカレーをトレイに置く。





「じゃ、ゆっくりするんだよ」





そういって、扉が閉まる。




2人は…、何を苦しんでいるの…??