「っ!!」 あたしは目を瞑る。 「お前は麻乃を傷つけたんだ。 俺は攫うつもりだ。お前の傍になんて、置いてられない!!」 「…じゃあお前が俺の家に泊まるか??」 「は?」 あたしと啓は、驚いて目を丸くする。 あたしは瞬が考えていることが分からなかった。 「俺はまだ、お前とは友達だ。 なら、傍にいて勝負をしろよ。啓」