一番嫌いなアイツは彼女持ち








「え…??」




「今は、空翠の家に泊まってるんだろ??




だったら俺と、田舎町に来い」





「でも…」




「今は俺のこと、好きじゃなくていい。




一緒に暮らして、嫌になればこっちに帰ってくればいい」




「そんなの急すぎるよ…」







「ほんっと、急すぎ」




その声にあたしは、黙り込んだ。