一番嫌いなアイツは彼女持ち





「学校のせんせーが、この合宿行けば出席日数増やすって」




「何それ…」




みぃが、呆れ顔で呟く。




あたしは明らかに視線を逸らした。




あの日、あたしから離れた存在。




「…麻乃、あっちではなそっか。空翠に任せて」




「は?!」




そういって、啓はバスの方へ走っていった。




みぃは何か色々言いたげにその場に突っ立っていた。