「凄いとか、俺言ったけど。 怖くて告白できなかった」 「そっか…」 「だから、2番目の恋は」 そういって、あたしを見つめた。 「もう手放したくないと思った」 「啓…」 「誰にだって、恋は何回もある。 それに思春期のときには、特にだよ。 でも大人になっていくと、段々本当の好きな人が見えて来るんだ」