「啓…」 「…俺は明後日いなくなるんだし…。 恋愛のこと、もっと詳しく知りたい??」 あたしがずっと不安だったこと。 啓に言っても、軽蔑されなかった。 恋愛は一度だけじゃないと、励ましてくれた。 「あっちの裏庭で、ちょっと話すか」 そう言って、手をひっぱってくれた。 「ありがと、啓」 「どういたしまして」