「違う、聖…だろ。それとも……ワザとそう言ってんの。わかるまで躾してやろうか?」



耳元から聞こえる艶っぽく低い声にドキッとして身体が熱くなった。


し、躾!?

考えただけでおぞましい。


「あ、後で!後でね!!」



神矢くんの腕から逃れ背中を押してキッチンから追い出した。



あ、危なかった……


神矢くんに流されてたらどうなってたことか……


それから何とか料理を終えることが出来た。



よし、完成!



「出来たよ〜!」