続*俺様王子とキケンな契約!?




あたしは繁華街を歩いていた。

行き先なんてわからない。


だけど、この前慶樹くんが話していた言葉を頼りに……



女の勘って言うのはつくづく怖いと思う。

知らない方がいいことだってあるのに。


見た光景にあたしはその場から動けなくなった。



そのときまで、あたしは考えもしなかった。


ずっとあたしのそばにいてくれると思ってたから。

他の誰かに神矢くんを取られるかもしれないなんて、考えもしなかった。


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家に帰ると当たり前のように神矢くんがいて、いつもと同じように時間は流れる。

あたしの様子がおかしいことに神矢くんは気付いていない。


でも、本当はもしかしたら気付いいるのかもしれない。




どんよりとした気持ちで湯船に浸かる。


きっと、あたしの嫌がることをしない神矢くんに甘えていた。


今日見た光景が脳裏に浮かぶ。