続*俺様王子とキケンな契約!?




◇◆◇



「さすが神矢、手強いわね……」



あたしは次の翌週、理沙に結果報告?をした。



「神矢くんはあたしのことお子ちゃまだと思ってるんだよ!」


やたらバカにしてくるし。

あたしは子供じゃないってば!



「まあ、まあ、怒らなさんなって!次の作戦考えなきゃね……」



「もう、いいの。作戦なんか考えたって意味ないし。それに……」



直球じゃなきゃ伝わらないこともあるってわかったから。



あたしは今日、神矢くんに面と向かうって決めた。




そして、その日の放課後。


クラスの前で神矢くんを待っていると、慶樹くんが出て来た。



「慶樹くん、神矢くんいる?」



「え?アイツならとっくに帰ったけど…何か急いでたみたいだし。なーんだてっきり芽衣ちゃんとデートかと思ってたのに」


あたしは慶樹くんにお礼を言って足早に学校を出た。