「お前らそろそろいい加減にしろ!」
最終は二人とも聖に頬をつねられ正気を戻した。
「あのね、この子、ひろきくんは同じマンションの方から預かってるの。だから隠し子とかそんなんじゃ…」
改めて説明すると理沙はなるほどな〜と頷いた。
「やっぱりね〜あのガード固い芽衣がそんな早く神矢にカラダ許すわけないもんね〜」
「え、オレはてっきりもう無理強いにやっちゃってんのかと…」
「……オレのイメージどうなってんだよ」
理沙も慶樹くんも好き放題いいすぎだよ…
ひろきくん困ってるし…
「でも、後ろから見てたら本当の家族みたいだったよ。楽しそうで仲良し家族〜って感じで!慶樹くんと羨ましいねって言ってたとこ」
本当の家族…
「後は家族水入らず楽しんでね〜ってオレらが邪魔したんだけど!」
なんて、慶樹くんは笑って理沙と手を繋いで歩いて行った。

