続*俺様王子とキケンな契約!?




「理沙、その子と知り合いなの?」



理沙の耳元でそう言うと、理沙はため息をついて言った。


「まぁね…何だか気に入られてんのよ。年下には興味ないって言ってんのに。でもね、使えると思わない?」



理沙は艶っぽい笑みを浮かべてあたしを見つめる。

まるで見惚れてしまいそうな綺麗な顔…
なんだけど……何だか悪女っぽく思えた。



「つ、使える…とは」


大方見当つくけどさ…


「俊太を使って慶樹くんを妬かせるのっ!」



ああ、やっぱり……



「それじゃあ俊太くんが可哀想だよ。理沙のこと好きなんでしょ?利用するのは……」



何とか理沙を止めようとしていると俊太くんが不思議そうにあたしたちを見てきた。