続*俺様王子とキケンな契約!?




始業式が終わると話題は渉持ちっきり。


新しい教室でも渉の話ばかり。


「ねぇ、さっきの帰国子女かっこよかったよね?」


珍しく理沙がそんなことを言う。


「う、うん…?」



「帰国子女か〜じゃあ英語ペラペラなわけだ!クラス一緒だったらいいね〜」


クラス一緒!?絶対ヤダ!

というか、そんなこと慶樹くんの前で言ったら泣いちゃうよ!?


相変わらず聖は女の子たちに囲まれていた。


渉が同じ学校に来ても何とも思ってないよねきっと…


って、待てよ…少しの間って言ってたよね?
ちゃっかり転校してきてるじゃん?


アイツ…本当何企んでんの



暫くして担任の先生が入ってきてHRが始まった。


去年と同様隣の席は零士くん。

何だかすごく安心するよ…



最初に連絡事項を伝え配布物を配り終えひと段落ついたとき先生は声をあげた。