続*俺様王子とキケンな契約!?






今日から新学期。

高校三年生。

最後の高校生活。



目が覚めてリビングに行くと、既に聖が朝食を用意してくれていた。



「おはよ…わあ、美味しそう!チーズオムレツ!」


さっそく食べようとしたらキュッと頬をつねられる。



「バカ、先顔洗え」


パジャマの後ろを掴まれそのまま洗面所に連れていかれた。



「そーいや、アイツは?起きたら居ねぇんだよ。まさかお前の部屋に潜り込んでんねぇかと見に行ったけどどこにも居なかったぞ」



「部屋入ったの!?」


さっき飲んだ牛乳を吹き出しそうになった。



「相変わらずの寝相だな。お前って、やっぱオレ居なきゃダメだな」



そう言って聖はチュッとおでこにキスをした。



「あ、あたしだって朝ごはんくらい作るもん!寝相だって…!」



「はいはい。早く食えよ。あと5分で置いてくからな」



「まっ、待ってよ!」



慌ただしく新学期が明けました。