それが何だか嬉しくてあたしは思わず笑みを零した。 「そーか、二人じゃなくなったら毎日一緒に風呂入れねぇな」 「はっ!?」 なんて、聖はさっきの照れた表情もなくニヤリと笑う。 「毎日こういうことも、出来ねぇな」 そう言って盗むようにあたしの唇にキスを落とした。 「……っ」 何も言えなくて真っ赤になっていると聖はあたしの頭をポンポンと撫でる。 そしてあたしの手を優しく握ってもう一度リビングに戻った。