…………ん?
ま、まさか……
リビングのドアが豪快に開き登場したのは……
「おっ、おお…お母さんっ!?」
両手に紙袋やいろいろ持ったお母さんだった。
一年前とさほど何も変わっていない。
パーマ当てたのかな…髪可愛い…
じゃなくてっ!
「あれ……もしかして……お邪魔かしら?」
お母さんがふふっと笑ったことにハッと我に返る。
「ぎ、ぎゃあああああ!!」
わ、忘れてた!
お姫様抱っこされたままじゃん!
慌てて降りたので豪快に床に落ちました。
「あらあら〜もしかしてこちらのイケメンくんは芽衣の彼氏?」
「ゴホッ」
この状況……やばいんじゃ…

