「確かに、見てみねぇとわかんないわ。つーことで行くぞ」
「……え?あ、ちょ」
そのままあたしは神矢くんに腕を引っ張られズルズルとバスルームの脱衣所まで連れ込まれてしまった。
そして、いきなり上の服を脱ぎ出す神矢くん。
「ぎゃああああ!!ナンデ脱ぐの!?」
「は?んだよ、ほら芽衣も早く脱げよ」
ぬ、脱ぐの!?め、目の前で!?
ムリ、ムリに決まってる!
泣きそうになって首を横に振ると神矢くんはニヤリとイジワルに笑った。
「それとも何?脱がしてほしいの?」
「脱ぎます!自分で脱ぎますっ!!」
あ……
つい流れ流され……
ああ!もう!知らないっ!
あたしは服のままバスルームに入った。
バスルームの中で服を脱いで少し開けたドアの隙間から服を脱衣所に投げ
神矢くんが入ってくる前に湯船に大量の入浴剤をいれその中に身を沈めた。

