近未来少年少女



その後メグはニコッと笑い、

『さっさとやり残した事やって来なさい』と俺の背中をパンッと叩いた

俺は深く頷き、立ち上がる

『メグ………ありがとう』
精一杯の感謝の言葉


感謝の言葉なんて言っても言っても言いきれない程、“ありがとう”

するとメグも立ち上がり………バッと俺を抱きしめた

その瞬間……
俺とメグの間にもかけがえのない絆が生まれていた事に、胸が熱くなった


“頑張れ”

“いってらっしゃい”


口にしなくても伝わってくるメグの気持ち


『ユウキ……人の心にずっと居座るのはずるい事よ』

俺の耳元でメグがそう呟いた


『解放させてあげなくちゃ、それが出来ないならあの子を…ミノルをあんたの心にも居座らせてあげて』

メグの声が震えていた

…………俺はそっとメグの体を離し、

『もう居座ってる』

そう言って自分の胸を指さした

俺の言葉を聞いてメグは安心したように微笑んだ


“もう居座ってる”

それは嘘偽りのない本心

この世界に来てあいつの事が頭から離れた日はないし、考えなかった日はない


自分と関係があると知ったあの時から、毎日毎日調べまくっていつの間にか…………

俺の心に居座っていた

………………………
………………