翔「おーい、紫苑。何で下に降りてこないんだ?」



上から降りてくる気配のない

紫苑に翔が声をかける


その声にみんなが紫苑を見る



紫苑「眠たいのー…」



紫苑は手に顎を載せたまま

眠そうに言う



翔に話しかけられて

表情がいつもみたいに変わった



さっきの無表情の紫苑は誰だ?



まるで人形のように見えた


感情のない、なにもない人形に…



さっきまでの無表情の紫苑に

俺は何故か恐れを感じた