優樹「話はそんなところにして仕事しろ」


組員たちは話をやめて

作業に移る



作業が終わり


次は速水組に向かうため車に乗り込んだ


この車は俺と要2人だけだ


運転は要だ



要「実愛、あれやばいんじゃね」



そんなこと初めてあった時から思ってた



優樹「実愛は憎しみの闇に吞まれてる」


要「憎しみの闇?」


優樹「初めて会った時、あいつの目は憎しみで溢れていた。実愛の憎しみは強過ぎる」



あの時、7歳だった実愛の瞳に

光はなく、憎しみで真っ黒だった


それはまるで

憎しみのBlack holeのように…


憎しみが強過ぎて、

感情もほとんど憎しみに変わってる



優樹「親父が蓮華に入れた理由、お前も気づいてんじゃね?」


実愛には言ってないが


親父も湊も俺も要も元蓮華だ