でも、2人に聞きたいことがあった



来瀨 凛として


2人の子供として聞きたかった



凛「何で…私を産んだの?」



それが知りたかった


何処かで期待してたのかもしれない



必要としてくれてたんじゃないかって



まだ四人で暮らしてたとき…


よく遊んでくれて

楽しかったのを覚えてる




でも私の期待は裏切られる



綾愛「できちゃったからよ」


賢人「俺は興味本位?」




何それ…



凛「少しでも私や零音を必要としてくれたことがあった?」


綾愛「ないわ」


賢人「俺、餓鬼嫌いだし。まぁ、お前ら頭良かったから利用しようとは思ったことあるけどな」



ははっ…


笑えないや


私は生まれた時から

必要とされてなかったんだ