茜さんはお金を受けとると、 「あたしの分までお願いね」 笑顔でそう言った。 だからあたしも笑顔で、はいって返事をして店を出た。 そして次に向かうのは、人通りの少ない四つ角。 四つ角の一角にさっき買った花束を置いて手を合わせる。