「ううん、ユウくんのせいじゃないよ。情報を見つけられないあたしが悪いの…」 「ごめんね…」 ずっと謝り続けるユウくん。 あたしはユウくんの手をぎゅっと握って、 「もう謝らないで、あたしは大丈夫だから」 ニコッと笑ってそう言った。 するとユウくんは、顔を上げて遠慮したように笑った。