すると、 「何で最後まで追いかけてくれないんだよ」 って拗ねた陸が後ろからやって来た。 「周りの人に迷惑でしょ」 「姉ちゃんだって走ってたくせに…」 ボソッと言ったつもりでしょうが、バッチリ聞こえてますよ陸さん。 だからあたしは陸の背中を叩いて、 「さ、帰るよ!」 ショッピングモールを後にした。 この時、あたしたちを見ていた人がいたなんて知るよしもしなかった。