「唯、16歳おめでとー!」 え、あ… 今日、誕生日だ… 忘れてた… 「陸がいないからねぇ、お母さんだけでもと思ってー♪」 「ありがと!お母さん!」 陸は今、3泊4日の修学旅行に行っててちょうどいない。 「唯の好きなものいっぱい作ったから、荷物置いて来なさい」 「は~い」 お母さんはリビングに、あたしは自分の部屋に向かった。 もちろん男の子も連れて。