拓実くんは私の隣の席だったみたいで
ドキドキが収まらずそのまま入学式で。

入学式が、おわると担任になった
先生の話を聞いて解散した。



「じゃぁ、また明日ね」

「ばいばい」


真衣と拓実くんは二人共
チャリ通みたいで
下駄箱でばいばいした。


「あ、柚子。はい」

「え!?」

「じゃなー!奈央斗もー!」

「おー」


一度背を向けた拓実くんが
何か思い出して私に半分におられた
紙をわたした。