「あ、おはよう、南原さん」

「…おはよう」

私はニコリともせずに返す。
せっかく挨拶してくれたんだから、もう少し愛想よく返せばいいけど、別に嫌われようがどうでもよかった。

確かこの生徒は学級委員長。

私がクラスで浮かないように、頑張ってくれてるんだろう。