教室にいると、同じクラスだからふとした時に告白を思い出す。


鈴城が視界に入る度にそう。



「おはよ、姫川」

「おはよー鈴城!」

「今日も部活か~?マネージャー大変だろ?」

「ものすごーく大変!でも、良い先輩に囲まれてるから大丈夫」

「お前なら、先輩に可愛がられそうだしな!」


さりげなく撫でられる髪。


普通に絡んでくるんだけど………


若干、前よりボディータッチ増えた気がするような……しないような。


気にしないようにしよう、うん。



「ちょっと鈴城~!あたしの結香取らないでくれる!?」

「なんだよ藤野!嫉妬か~?」

「アンタさ~……結香のこと好きなんじゃないのー?」


ちなみに、千秋は告白したこと知らない設定になってるわけ。


遠回しに返事聞くように鈴城に催促してくれてるみたい。


「は、はぁ!?す、好きじゃねぇけど嫌いじゃねぇ!」

「ぷぷっ!!意味分かんな~い!」


千秋があたしにウインクする。


バレるよ千秋!!