練習ってことは、先輩とやるってことだよね?
それに部活内に1年は推薦で入ってる人達しかいないから、先輩の人数のが多い………
どーせ先輩には負けるしょ!!
「いいよ!勝ったらね!負けたら、マネやんないから」
「俺そこそこバスケうまいから覚悟しとけよ!」
「知ってる~!でも、先輩相手にはどうかな」
「絶対勝つ!4時から、試合のゲーム始まるから第2体育館まで観に来いよ」
あたしの頭をくしゃくしゃ撫でた。
な、なんか高校入っただけなのに、橙磨が大人になった気がする!!
アイツに感情振り回されるなんて有り得ない!
「結香~♪今のイケメンくん誰よ?」
「その怪しい笑顔やめんか、千秋」
ニヤッと笑ってあたしの肩に手を回す。
異性の幼なじみって、絶対にめんどくさい勘違いされる……。
「ただの幼なじみだよ。千秋が思ってるような関係じゃないから」
「なーんだー。残念!期待したのにー!ねぇ、何組!?」
「A組。遠すぎて、うちらには接点ないって!」
「今初めてD組の自分を恨んだ!!」
まぁ……確かに橙磨はカッコイイかな。
また、モテてるんだろうね。

