一人だから、わりと狭めのマンション。


華奈がここに来るのは2回目ぐらいかな?


「お邪魔しまーす」

「はい、どーぞ。ごめん、めちゃくちゃ散らかってるわ!」

「日向くん!片付けしなきゃ!」


呆れた表情で片付けをしてくれる。


こうゆうとこ、さすが女の子!



華奈が片付けしてくれてる間に、大好物のココアを淹れてあげる。


これ出したら喜んでくれんだよね。


「わぁ〜!!ココア!」

「お前、ほんとココア好きだよな〜!たまに違うの飲めば良いのに」

「ココアに勝てる飲み物はないですから」

「そうなの?」

「うんっ。だって、ココア飲むと元気になるでしょ?」


ふーふーしながらココアを飲む姿が、可愛い過ぎるー!


その小ぶりな唇にキスしちゃいたい。


「華奈。キスは?しないの?」

「しないです。ココア飲むもん!」


俺よりココア〜?


嫉妬するぞ、コラ。