こんな風に結香といて思うこと。
幼なじみから一歩踏み出して良かった。
幼なじみ以上の関係になることは躊躇したけど、俺は後悔なんてしてない。
むしろ、なんでもっと早く気付けなかったのかな?
いつも結香に側にいてほしい特別な理由。
結香にはいっつも頼ってばっかだったけど、なんだかんだ俺はお前といて楽しかった。
嫌な思いもさせただろうけど……。
それでも側にいてくれた結香に、感謝しなきゃな。
「結香!」
「ん?何?」
「ありがと!」
「…へっ?あたし何かしたっけ?」
「色々。部活のマネやってくれたりとか」
ふわっと大きく笑って楽しそうに俺の腕に抱きついた。
「橙磨の側にいれて楽しかったから。あたしこそ、ありがとう!」
「可愛いヤツ〜!」
「まぁね!橙磨の彼女だから」
「結香しかいねぇな。俺の彼女は」
得意気に頷く結香を撫でた。
幼なじみって距離が近過ぎて遠回りなところもあったけど、俺はずっと結香といたい。
高校は卒業するけど、これからもよろしくな!
俺の大好きな結香。

