そんな自称アメリカンスタイルの日向と廊下に出る。



「日向くん!!」


泣きそうな顔した華奈ちゃんがいた。


両手を広げた日向に思いっきり抱きつく。


俺も結香に抱きつきたいのに!


「会いたかった…です…っ…寂しかった!ひくっ…うっ…」

「あはは!何泣いてんだよ〜!可愛い顔台無し」

「う〜っ……日向くんっ…」

「はいはい。ごめんね〜」


頭を撫でてやったりと、かなりの溺愛ぶり。


俺だって結香ちゃんいるし〜♪



廊下で久しぶりの再会をする二人を置いて教室に入ると、結香がバフっと抱きついてくる。


うわ、ラッキー!


「可愛いなぁ〜結香!」

「と、橙磨ぁ〜…うぐっ、ひくっ…」

「えー!!ちょ、お前、ティッシュ!」


俺の制服に鼻水つけんな!!


制服のポケットからティッシュを出して俺に渡して来る。


やれってことか…。


「はい、鼻かんで〜」

「んーっ!」


俺は結香の父親ですか!?


一応、彼氏なんですけどね。