次の日に学校へ行くと、朝から華奈ちゃんが廊下を走って来た。
お、嬉しそうな顔してる!
用事あるのは多分、俺の隣にいる結香なんだろうけど……。
「結香さん!昨日、日向くんから電話来たんです!」
「良かったね!寂しがってたもんね〜」
「はい…。夜8時に電話来たんですけど嬉しくて、3時間半ぐらい長電話しちゃいました」
「11時過ぎまで電話してたんだ!」
あ〜……そうゆうことか。
日向があの時間に電話寄越したのは、華奈ちゃんと電話してたからだ。
時差ちゃんと考えてるし。
よっぽど、華奈ちゃんのこと大切なんだろうな〜。
アイツは一途だ。
「華奈ちゃん幸せそうな顔してたね!」
「そうだなー」
「ん?なんか反応薄くない?」
「結香が華奈ちゃんに取られて嫉妬しちゃった〜♪」
「バ、バカッ!!」
「なーんてな」が付けたせないほどの照れ具合。
俺も結香には一途だよ。
残りの高校生活も結香と楽しく過ごそうと思った。
何もしてなくても、ただ結香の隣にいるだけで幸せだ。