最近は放課後の部活だけじゃなくて、春の大会に向けて朝練までプラスされた。
疲労が溜まり過ぎてどうしようもない。
朝からバスケってキツイ。
もう、疲れた!!
ヤダ!!
部活行きたくない!!
………なんて、副主将の俺が言えるわけなくて。
「疲れた!ヤダ!華奈とイチャイチャするんだ!部活ヤダー!」
「落ち着け、日向。部活行こうね〜」
「うわぁー!!華奈ー……」
「頑張って下さいね、日向くん」
この台詞を主将が言ってるし!!
華奈ちゃんは呆れた顔で見送って、俺にペコっと頭を下げた。
確かに、お宅のわがまま彼氏お預かりしました。
「橙磨、放課後の部活の前に話あるんだけどいいかな?」
「いいけど。……なんかあったの?誰かに嫌がらせされてるとか!?」
「あははっ!違うよ!大丈夫!他のことでね」
「ふーん……。それなら、いいや…」
俺と付き合ってる結香は、女の子達から目の敵にされることがしばしば。
だから、そうゆうの不安なんだよな…。
結香って案外、気弱いし………。

