あたしが唇を離そうとすると、そのまま後頭部を押さえられて深いキス。
あ……絶対に橙磨スイッチ入っちゃったよ……。
「結香のチョコだけじゃ足りない。食べていい?」
「あたしは食べ物じゃない…っ」
「言い訳無用」
甘く意地悪に橙磨に食べられちゃったあたしは、ドキドキが止まらなくて……
もう好きにされちゃっていいや…。
橙磨のこと好きだからいいもん。
「うまい…」
「あたしは美味しくない…!橙磨…もう無理、離して…」
「いいの?やめて?ツライの結香なのに」
「……ダメです」
恥ずかしいからもうヤダ……。
でも、今日の橙磨は前より甘やかしてくれるから………
甘やかされて心が溶けていく。
「結香……好き」
「あたしもー……」
幸せ。

